世界遺産・知床
知床(5) 「オシンコシンの滝」
世界遺産・知床の絶景地を巡ってます。
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世界遺産・知床(5) 「オシンコシンの滝」
半島付根付近に聳える斜里岳とジャガイモ畑
網走から知床方面に伸びる国道は実に雄大で北海道らしい風景を醸し出している。
又、「豊かな大地」北海道を体感する絶好のルートでもある。
カラマツの保安林で区切られた色とりどりの畑が左右に広がる中を、前方に見え隠れする斜里岳やオホーツク海に向かって一直線に進む。
時に現れる大きなカーブやアップダウンが、角度を変えて景色を更に新鮮に見せてくれる。
手前に斜里岳(1545m)、遠くに海別岳(1419m)の勇姿が美しい。
阿寒の山々と知床連山の中間に聳える「斜里岳」は独立峰で、山容は知床富士の如く端正にして名峰である。
日本百名山の一つでもあり、登山も盛んな山であろう。
その麓に広がるのは一面ジャガイモ畑であり、畑が所々に小山を造っている。
よく見ると収穫しばかりのジャガイモの山である。
時折ダンプカーがすれ違う、積荷を見るとこれまたジャガイモである。
今収穫の真盛りらしい。
すれ違うトラックや農耕機械もスケールが大きく、荷台から落ちたジャガイモが道の真ん中に転がっていたりして、気分を盛り上げてくれるのである。
いつの間にか国道は244から334に変わっていた。
「知床国道」と言われる道で、いよいよ「知床半島」へと走ることになる。
海岸の際を走るようになって、斜里町の広大な平野、そしてジャガイモ畑がだんだん狭くなって、ついに山岳地帯に入っていく。
知床の山肌が迫ってきたのである。
国道のすぐ横を、豪快に落ちる「オシンコシンの滝」(知床八景)
しばらくすると知床の名所の一つの「オシンコシンの滝」に来た。
国道からいきなり豪快な滝が流れ落ちている様を見れるのはココぐらいだろう、海岸国道が出来る以前はヒョットすると、この巨大な滝は二段三段構えでいきなり、このオホーツクの海に落ち込んでいたのかも知れない・・・、 こんなことを想像するのも面白い。
滝の上には旧道が通っており、そこから眺めるとオホーツク海を背景に一段とスケールの大きい姿が見れるらしい。
この滝は高さ50mあまり、二筋に分かれて落ちる様子から「双美の滝」とも呼ばれるそうである。
滝を見物しながら一息入れて、いよいよ「知床」の懐へと出発である。
次回、「ウトロ温泉」
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