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日本の世界遺産 白神山地(27) 「マザーツリー」 .
B.「マザーツリー」へのコース
Map 暗門高倉森マザーツリー
マザーツリー標示板
白神山地の老ブナの木「マザーツリー」
樹齢400年といわれるブナの巨木・「マザーツリー」との出会いコース。 向白神岳や天狗岳などの世界遺産地域の山並みを展望できる津軽峠、そこの駐車場から「マザーツリー」までの片道約300メートルの間で、山野草も観察できる。
場所は、暗門の滝入口から白神ラインを西に6.6km走ると津軽峠にでる。 この津軽峠までは路線バスも入るので道は比較的にいいが対向車に注意して運転することが肝心。 津軽峠は西目屋村、岩木町、鰺ヶ沢町の境界に位置する最奥の地で、峠の駐車場に車を置いてぶな巨木ふれあいの径を5分ほど歩いた場所には「マザーツリー」と呼ばれる樹齢400年ものブナの巨木がある。
「マザーツリー」には看板が掲げられ、「推定樹齢400年、幹周り465cm、胸高直径148cm、樹高30m」と記されている。 「マザーツリー」という名前は、ヨーロッパではブナのことを『森の母』と呼んでいたそうで、或る写真家がこの木を『マザーツリー』と名付けともいわれる。
ブナの樹齢は通常200年から300年、最長老といわれる秋田県仙北市角館町白岩・白岩岳山腹(和賀山塊)のブナが約700年と推計されるから、このマザーツリーは白神山地の主であるとともに、日本屈指のブナの巨木であることがわかる。 因みに、ブナには雪が多い地帯ほど葉が大きく(水不足になりにくいため葉が大きくなる)、幹が白くなるという性質があり、雪深い白神のブナはその性質を見事に体現しているという。
トラノ沢林道分岐から津軽峠までの白神ラインに併走するように伸びる歩道には、ブナの巨木が30本以上も茂っている。
(所要時間:30分)
次回、白神山地(28) 「歩道;高倉森コース」
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