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日本の世界遺産 白神山地(34) 「登山道マテ山コース」
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A.白神岳登山・マテ山コース(片道登りで5時間程度)
マテ山コース登山map
登山道入り口にある白神岳案内板より(十二湖へ至る白神岳登山Mapマテ山白神岳登山Map)
マテ山山頂付近から日本海
白神山地の主峰「白神岳」(1231.9m)へ登るコースです。 深浦町(旧岩崎村)黒崎の登山口から山頂までは登り続きでハードですが、山頂からは、雄大な日本海や累々と波うつ白神山地の核心地域とブナ原生林の大パノラマが望めます。
途中の高山植物の生育地帯も見どころの1つであり、山頂付近には避難小屋やトイレも完備されている。
白神岳への登山ルートはこのほかに、十二湖より登るコースもある。
白神岳登山口から出発し、二又コースとの分岐点からマテ山の頂上に向かうこのコースは、既に、1980年(昭和58年)に一般登山者用に開設され、今では誰でも登れる白神岳登山道となっている。
始めは、なだらかな斜面を登りながら、「最後の水場」までの登山道には所々に湧き水もあり、喉を潤すにはよい。 ブナ林の手前には、ヒバの木(青森ヒバ)も多く見られ、これは昔、木炭に利用するためブナを伐採した後に植林したものらしい。 「最後の水場」は、疲れた身体を癒してくれるオアシスである。
この後ジグザグな急登となり、白神らしいブナの樹林帯が大半を占めるようになる。 やがて、マテ山頂上から少々離れた白神岳尾根へ取り付き、そこからブナ街道といわれるなだらかな尾根を登り白神岳山頂稜線へ出る。
稜線は十二湖コースからの合流点でもあり、展望も開けて眼前に白神岳が迫る。 白神岳頂上まで残り約700m、約15〜20分で登頂である。
山頂からは日本海、男鹿半島、能代平野、世界遺産の核心地域、岩木山、八甲田山が見られる大パノラマが満喫できる。 山頂直下には水場もあります。
歩行距離:往復約14km/標高差:約1,000m 所要時間:往復約8h(登り約4・5時間、同降りコース約3・5時間)
次回、 白神山地(35) 「十二湖登山コース」
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