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世界遺産・平泉(17) 「構成資産;無量光院跡」


                   
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 世界遺産・平泉(17) 「構成資産;無量光院跡」 . 



  
  無量光院跡から金鶏山


  
  無量光院想像図




  【無量光院跡】

奥州藤原家の建築物として、初代藤原清衡が「中尊寺」、二代基衡が「毛越寺」であるなら、三代秀衡は「無量光院」に代表される事になる。


無量光院跡の立看板によると・・、

『 無量光院は三代藤原秀衡が建立しました。モデルは宇治の平等院鳳凰堂。 鳳凰堂は、「極楽を疑うならば宇治のお寺をお参りしなさい」と子供にまで唄われました。無量光院もまた仮想の極楽浄土です。両寺院とも本尊は阿弥陀如来像。西方に極楽はあり、その主が阿弥陀如来なのです。春秋彼岸の頃、無量光院の正面に立つと西方にある金鶏山の真上に日が沈みます。入日の中に阿弥陀如来が浮かび上がる様子は、まさしく秀衡が思い描いた世の極楽浄土だったのです。 』と記載さている。


無量光院は当時の平泉の政治の中心であり、柳の御所(奥州藤原氏の初代清衡、2代基衡の居館、さらに源義経の居所と伝承されている)に近接していて秀衡の意味合いの強い存在だった。

「吾妻鏡」によれば、無量光院は京都府宇治の平等院を模して造られ、新御堂(にいみどう)と号した。 
新御堂とは毛越寺の新院の意味であり、発掘調査の結果、四囲は東西約240メートル、南北約270メートル、面積約6.5ヘクタールと推定され、その壮大さから平等院よりも規模が大きかったと推定される。

本尊は平等院と同じ「阿弥陀如来」で、地形や建物の配置も平等院を模したとされ、本堂の規模は鳳凰堂とほぼ一致だが、翼廊の長さは一間分長いとされる。

建物は全体に東向きに作られ、敷地の西には金鶏山が位置していて、配置は庭園から見ると夕日が本堂の背後の金鶏山へと沈んでいくように設計されており、このことは「浄土思想」を体現していたという。

無量光院の庭園は、毛越寺の庭園と同様に平安時代の浄土庭園で、建物は東西に走る伽藍の中心線が東門・橋・中島・御堂の造形発掘調査により明らかになっている。

現在は建物は完全に消失し、土塁、礎石、庭園跡がわずかに残るのみであり、建築場所を更に確定するための発掘調査が現在もおこなわれている。


【リンク】
※ 毛越寺 関連史跡 http://www.motsuji.or.jp/kanrenshiseki/index.html
※ 平泉観光協会 http://hiraizumi.or.jp/heritage/index.html


【問合せ】岩手県西磐井郡平泉町平泉花立4
0191−46−2110


【交通】※ JR東北本線「平泉」駅から徒歩10分
(平泉駅から駅前の道を右折、そのまま道なりでガードをくぐって、道なりに左に曲がった先の左手に「無量光院跡」がある)
※ 東北道平泉前沢ICから国道4号経由5分


次回、「構成資産;金鶏山」 




                  
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