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湘南紀行(7)茅ヶ崎 「浜降祭と寒川神社」



広く関東地方にまで知られる「相州・一の宮」・・、


寒川神社
写真:相州一の宮「寒川神社」



茅ヶ崎と平塚の市境である相模川のやや上流の、つまり茅ヶ崎市の北隣り、小生の住む神奈川県厚木市の南隣接に小さな地域で「高座郡寒川町」が在る、「さむかわちょう」と称するが、この小さな町の中央に「寒川神社」が鎮座している。

小生、家族一同は正月の初詣や何かの祈願が有るときは必ずと言っていいほど参拝をする神社である。



寒川神社は「相州・一の宮」に定められ、相模国を中心に広く関東地方にまで知られ、相模国、関八州総鎮護の神として古くからの信仰が殊に厚い。
歴史的にも1500年以上もの昔に、天皇勅願として創建された由緒正しき神社であると言われる。

祭神は寒川比古命(さむかわひこのみこと)、寒川比女命(さむかわひめのみこと)と兄妹神で、いずれも「水の縁」のある神様である。


神社の古い縁起書によると、明治4年国幣中社(平安期に定められた神社の格式)に列せられたが、明治7年には「特選神名牒」(明治政府が「延喜式」所載の式内社について、各府県を通じて現状を報告させ、それを吟味、編纂した資料)の選があり、その際の記事に・・、

 『皇太神宮儀式帳(伊勢神宮)に所載される末社・牟彌乃神社(むみのじんじゃ)の御祭神が寒川比古命・寒川比女命であることにより、新たに御祭神にこの一説が加えられ、明治9年「官社祭神考證」により当社の御祭神は寒川比古命・寒川比女命の二座とせられました』・・とある。   



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水の縁といえば、寒川神社のすぐ横を相模の大河・「相模川」が流れる。

厚木、海老名の以南東の地域では沖積平野となり、自然堤防や砂州・砂丘地帯となっていいて平坦に見える平野の地形も若干の地形の凹凸がわかる。

ところで昔の相模川はよく氾濫したらしく、江戸時代の絵図でも大きく蛇行していたことが判り、洪水が発生しやすい流れだった様子がわかる。 
そのため寒川神社に近い相模川で禊を行っていたという説もある。

昔はこの相模川は、かなり大きな川幅で流れていたか、或いはもっと東の方角で流れていたかのいずれであろうともいわれる。

現在の相模川に架かる馬入橋(国道1号線)より東へ凡そ1kmのところ、神社より南へ4kmほどのところに鎌倉期に建造されたとされる「旧相模川架橋脚」の遺跡が発掘されている(国指定史跡)。


鎌倉期創世の頃この辺りは鎌倉と京都を結ぶ街道の道筋であり、交通の要衝でもあった。
この地区に源頼朝の家臣・稲毛重成が建造した相模川架橋の完成祝賀に主君・頼朝が招かれ、その帰り道、馬入川(ばにゅうがわ:当時は馬入川といい、現在も平塚地区では馬入川の愛称がある)のたもとで落馬し、これが元で頼朝は死去したと伝えられている。

尚この時、頼朝の乗ってた馬が驚いて川へ突入したため、川の名前が「馬入川」と自然発生的に付いたというが・・?。


丹沢山系を水源とする急流・相模川は大昔は相当の暴れ河で、周辺地域に度々大水害をもたらしたということは良く知られている。

そのため寒川神社は相模川の治水ために勧請された神様らしいというのが一般的な見方である。


次回は、 更に「寒川神社」について、その「縁起」を掘り下げてみます・・、  

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