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日本の世界遺産 白神山地(20) 「ブナ林の植生域」 .
ブナの純粋な林
ブナは北海道(黒松内あたり)を北限に、南は鹿児島県・大隈半島の大熊山まで分布していて、世界に約10種類ありますが、日本にあるブナは、日本特産の種になるという。 ブナの寿命は約300年程度といわれていますが、秋田県・白岩岳にある日本最大のブナは、幹周り10.1メートル、高さ25メートル、樹齢700年以上といわれていますから、ブナは、まだまだ巨木になる可能性があるということです。 長い寿命だなぁと感心している場合ではない。 ブナの木は油質が少なく腐りやすいので、樹木の中では寿命が短いほうである。 因みに、カラマツの平均寿命は600年、ナラは2000年といわれるが、これで驚いてはいけない。
屋久島の縄文スギは樹齢6000年(一説では7200年)なんてものまであるのです。
ブナの樹皮には地衣類(菌類と藻類との共生体:共生しつつ樹皮・岩石に着生する)やコケ植物が付着生育している。 それは樹皮が剥がれ落ちないというブナの性質による要因も大きいが、幹を雨水が流れ落ちることも関係が深いという。
降雨時にブナ林を歩くと、幹に勢いよく雨水が集まって流れているのに驚かされる。
次回、 「ブナの集水機能」
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