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日本の世界遺産 白神山地(7) 「白神山地のブナ林」 .
ブナの純林
マザーツリーと言われるブナの古樹
「白神山地」は、広大な原生林である「ブナ林」が特徴。
「白神山地」の特徴は、殆どが「ブナ林」に覆われていることである。 白神山地には人間活動の影響をほとんど受けていない源流域が集中し、世界最大級といわれるブナ林が広域に渡って、ほぼ原生そのままの姿で残されている。
そのブナ林内には多種多様な植物群が共存し、それに依存する多くの動物群が育まれ、自然の生態系がありのままの姿で息づいている。 山地は、名勝地のような美しい高山植物や雄大な景色を眺められる場所はあまり多くはなく、市街地のそばにある林のような原生の林(ブナ林)が巨大化したものと考えるのが妥当である。
世界遺産の登録は、観光地であるからではなく、このような広大な原生林が世界的に珍しいためなのである。
「世界遺産」とは、1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて、世界遺産リストに登録された遺跡や景観そして自然などである。
人類が共有すべき普遍的な価値をもつものを指し、文化遺産と自然遺産及び文化と自然の複合遺産の3つに大別される。
なお、白神山地は、文化遺産である法隆寺地域の仏教建造物、姫路城、屋久島とともに、日本で最初に世界遺産として登録されている。
次回、 白神山地(8) 「ブナ林の集水性」へ
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