表題はブログにリンクします
日本の世界遺産 白神山地(4) 「白神山地概要」 .
重畳たる白神山地の山並、遥かに岩木山が望まれる
ブナの純林-
白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる13万HAに及ぶ広大な山地帯の総称で、このうち原生的なブナ林で占められている区域1万7千HAが1993年12月に世界遺産として登録された。 その内、青森県側の面積は約4分の3を占め、秋田県側が4分の1となっている。
登録年月
1993年(平成5年)12月
位置
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町、深浦町、中津軽郡西目屋村秋田県山本郡藤里町標高300m〜1,243mの向白神岳に及ぶ山岳地帯北緯 40°22'〜32'、 東経
140°2'〜12'
面積 169.71km2
自然の特徴 ,
白神山地のブナ林は、純度の高さやすぐれた原生状態の保存、動植物相の多様性で世界的に特異な森林であり、氷河期以降の新しいブナ林の東アジアにおける代表的なものである。また、様々な群落型、更新のステージを示しつつ存在している生態学的に進行中のプロセスとして顕著な見本となっている。
クライテリア
(人や動植物等に対する影響の関係) 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や生物群集の進化、発展において、重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である。
主な保護区制度
白神山地森林生態系保護地域
白神山地自然環境保全地域津軽国定公園赤石渓流暗門の滝県立自然公園(青森県)秋田白神県立自然公園(秋田県)天然記念物(種指定)国指定白神山地鳥獣保護区
管理体制
上記法的担保措置等を所管する下記の関係行政機関相互の連絡調整を行い、遺産地域の適正な保全管理の推進を図るため「白神山地世界遺産地域連絡会議」を設置。
また、遺産地域の適正かつ円滑な管理を目的に各種制度の運用及び各種事業の推進などに関する基本方針を明らかにした「白神山地世界遺産地域管理計画」を策定。
さらに、白神山地の自然環境を把握し、科学的なデータに基づいて順応的管理に必要な科学的助言を得ることを目的として、学識経験者からなる「白神山地世界遺産地域科学委員会」を平成22年6月に設置。林野庁東北森林管理局
林野庁東北森林管理局青森事務所 環境省東北地方環境事務所 青森県 秋田県
次回、 白神山地(5) 「白神山地の地形、特徴」
|